私たちが住む地球には、さまざまな気候の地域があります。海に近い沿岸部と、内陸の乾燥した地域とでは、同じ緯度でも気温の変動に大きな違いが見られます。
沿岸部は比較的温和で、四季の変化も緩やかです。これに対して内陸部は、昼夜や季節の気温差が極端で、人が生活するには厳しい環境になることも少なくありません。
この違いをもたらしている最大の要因が「水」の存在です。
そしてこの事実は、現代科学における「第四の水の相」の研究と一致しています。
さらには、聖書の創世記に記される「水と光」の関係を改めて読み直す視点も与えてくれるのです。
沿岸部と内陸部の気候の違い
海に面した地域は「海洋性気候」と呼ばれ、気温が安定しています。
例えば日本列島では、太平洋や日本海に面した地域は、夏は比較的涼しく、冬も極端に寒くなることは少ない傾向があります。
一方、大陸の内陸部、たとえばモンゴルや中央アジアの草原地帯は「大陸性気候」となり、夏は40℃近い酷暑、冬は−30℃に達する厳寒となります。昼夜でも20℃以上の差が出ることも珍しくありません。
同じ太陽の光を浴びていながら、なぜこれほどの差が生まれるのでしょうか。その答えは「水の存在」にあります。
水の比熱とエネルギー保持
水には他の物質に比べて極めて大きな比熱があります。比熱とは、ある物質を1℃上昇させるのに必要なエネルギー量を意味します。
比熱が大きい物質は、同じ熱を受けても温度が上がりにくく、逆に冷めにくいという性質を持ちます。
海や湖は、昼間に太陽光のエネルギーを大量に吸収しても、すぐには温度が上がりません。そして、そのエネルギーを夜間や冬の季節に少しずつ放出するため、周囲の気候は安定します。
内陸には、この「熱のバッファー」となる大量の水が存在しないため、気温が太陽の影響を直接受け、激しい変動を引き起こすのです。
「第四の水の相」とエネルギーチャージ
ここでポラック博士の「第四の水の相」の理論が思い起こされます。
「第四の水の相」は、水が光を受けることで秩序あるゲル状の構造を形成し、電位差を生じてエネルギーを蓄える特別な状態です。
つまり水は、単に「熱をため込む物理的な存在」だけでなく、光のエネルギーを記憶し、電気的にも生命活動を支える働きを持つのです。
沿岸部や湖のある地域が安定した気候を保つのは、単に水の比熱の大きさによるだけではなく、光と水の相互作用が「秩序とエネルギーの場」をつくり出しているとも言えるでしょう。
創世記に見る水と光の秩序
創世記の冒頭を見ると、天地創造の最初の舞台は「水」であり、そこに神が「光」を注がれました。これは、まさに「第四の水の相」が示す「水が光を受けて秩序をつくり、エネルギーを保持する」仕組みと一致します。
海や湖がある場所では、水が光を受けて秩序を保持し、その結果として生命の住める環境が安定します。
逆に、内陸部ではこの働きが欠け、気温の変動が極端になるのです。ここに、神が創造の初めに水を置かれた意味を垣間見ることができます。
水が生命環境を整える証し
沿岸部と内陸部の気候差は、自然界が示す「水の役割」の一例です。
水は光を受けてエネルギーを蓄え、ゆっくりと解き放ちながら、生命が住みやすい安定した環境を作り出します。
これは偶然の産物ではなく、創造主が水に与えられた本来的な性質であると理解できます。
「第四の水の相」の研究は、聖書の言葉が示す「水と光から始まる秩序」を、科学的な言葉で説明し直す試みだと言えるでしょう。
聖書はすでに数千年前に「水と光」を創造の根源として描いていました。科学がその意味を徐々に追いつきながら解き明かしているのです。
水は神の創造の証しであり、生命を守る器です。湖や海が沿岸地域を温和な気候に保つことは、その一端を私たちに示してくれているのです。