統一原理講座

み言と「統一思想」から見た「原力」と「万有原力」の関係

1.み言と「統一思想」から見た「原力」と「万有原力」の関係(1)「原力」と「万有原力」の関係について「統一思想」では、「原力」と「万有原力」の関係を次のように説明しています。 宇宙万物はいったん創造されたのちにも、絶えず神から一定の力を受け...
共産主義批判

聖書から見た共産主義―第1回 神を否定する思想のはじまり

私たちが共産主義を考えるとき、まず根本にあるのは「唯物論」と「無神論」です。カール・マルクス自身が宗教を「民衆のアヘン」と呼び、信仰を社会から排除すべきだと主張しました。宗教は人々を眠らせ、搾取に耐えさせるための道具にすぎないと断じたのです...
日本の聖書

【日本の聖書③】共同翻訳で生まれた論争点とは何か―「ヨハネ1:1」はなぜ議論になったのか

はじめに日本における聖書翻訳には、世界でも珍しい特徴があります。それはカトリックとプロテスタントが共同で翻訳した聖書が存在するという点です。1987年刊行の新共同訳聖書、そして2018年の聖書協会共同訳がその代表です。しかし、教派が違うとい...
日本の聖書

【日本の聖書②】日本のキリスト教界で共通の翻訳聖書を採用するに至った経緯

はじめに日本で現在広く使われている新共同訳聖書(1987年)と聖書協会共同訳(2018年)。これらは、カトリックとプロテスタントが協力して翻訳した「共通聖書」です。しかし、最初から一致していたわけではありません。日本でも、戦前〜戦後にかけて...
日本の聖書

【日本の聖書①】カトリックとプロテスタントで共通の聖書を採用しているのは世界で日本だけ?

はじめに世界には多くの国があり、多くのキリスト教徒が聖書を読んでいます。しかし驚くべきことに、「カトリック」と「プロテスタント」が同じ翻訳聖書を使っている国は、世界でもほとんど存在しません。歴史的に見ても、聖書の扱いは教派の違いを象徴してき...
聖書と心身の健康

聖書から見た波動医学―第5回 賛美の歌声が牢の扉を開く、音と解放の奇跡

聖書には、人間の声や歌が物理的現実にまで影響を与えるという、不思議な出来事が記されています。その最も劇的な例が、パウロとシラスが牢獄で賛美を歌ったときに起こった奇跡です。この物語は、音の波動や響きが心と霊を超えて現実を変えることを、象徴的に...
聖書と心身の健康

聖書から見た波動医学―第4回 ラッパの響きと天地を揺るがす振動

聖書の中で「ラッパの音」は、特別な意味を持っています。古代イスラエルの民にとってラッパは、単なる楽器ではなく、神の顕現を告げ、戦いや祭りを導き、共同体を一つにする象徴的な響きでした。聖書には、ラッパの音とともに天地が震え、人々の心が揺さぶら...
聖書と心身の健康

聖書から見た波動医学―第3回 ダビデの竪琴と音楽療法

人間は古代から、音楽によって心を慰め、癒されてきました。現代でも音楽療法が医療や心理支援に活用されており、脳波や自律神経を整える効果が科学的に研究されています。しかし、この「音楽が人を癒す」という思想は、決して新しいものではなく、聖書の中に...
聖書と心身の健康

聖書から見た波動医学―第2回 神の言葉は創造の響き

現代において「波動」「周波数」という言葉は、音楽療法や自然療法の分野のみならず、量子物理学や意識研究の領域でも取り上げられています。すべての存在は振動し、周波数を持つ。私たちの体もまた、音や響きに敏感に反応する存在だという認識が広がりつつあ...
聖書と心身の健康

聖書から見た波動医学―第1回 音と響きがもたらす霊的作用

ここ数年、「波動」「振動」「周波数」といった言葉が、健康や人間の生き方に影響を与えるものとして注目されるようになってきました。音楽療法や周波数ヒーリングといった分野も広がりを見せ、心と体が「響き」によって整えられるという考え方は、多くの人の...
聖書と心身の健康

聖書から見た自己中心バイアス―第4回 メタ認知と「他者中心性」

私たちの心は、気づかぬうちに「自分中心」に偏ります。しかし、それに気づいた瞬間こそ、変化の始まりです。心理学では、自分の思考や感情の動きを客観的に眺める力を「メタ認知」と呼びます。そして聖書は、これを「へりくだり」や「悔い改め」として語りま...