このカテゴリーでは、体の健康を多く取り上げてきましたが、もうひとつ、とても大切なテーマがあります。
それは、「心の病」や「メンタルの不調」です。
私もかつて、心がふさがって何も手につかなくなった時期がありました。
眠れない夜、不安ばかりが募る日々――そんなとき、私は「自分は信仰が弱いのかもしれない」と責めてしまったのです。
でも、そんな私に寄り添ってくれたのが、詩篇のことばでした。
💬 心の叫びは信仰のしるしでもある
「主は心の砕けた者に近く、たましいの悔いくずおれた者を救われる。」──詩篇34編18節
「主は心の打ち砕かれた者をいやし、その傷を包まれる。」──詩篇147編3節
神は、私の小さな叫びも、涙も、祈りにならない沈黙も、聞いてくださるお方です。
そのことを知ったとき、私は安心して泣くことができました。
そして、泣きながら祈ることも、立派な信仰なのだと思えるようになったのです。
🌙 闇の中にも主の光が届く
「涙をもって種まく者は、喜びの声をもって刈り取る。」
──詩篇126編5節
「夜はよもすがら泣きかなしんでも、朝と共に喜びが来る。」
──詩篇30編5節
心の痛みが長く続くこともあります。でも、それが永遠に続くわけではありません。
聖書は、「涙が終わる時が来る」ことを希望として示してくれます。
🙏 誰にも言えないときは神にだけ話せばいい
人に言えない痛み、恥ずかしいと思ってしまう弱さ…
そんなときは、無理に誰かに話さなくてもいい。
まず神にだけ、そっと打ち明けてみてほしいのです。
神は、人よりももっと深く、やさしく、あなたを理解してくださる方です。
✨ 結び:主は心の深みに宿ってくださる
「心の病」は、信仰のなさの証ではありません。
むしろ、それでも神に近づこうとするあなたの姿が、信仰のしるしです。
主は、弱さの中にこそ働かれる方です。
そして、その涙を祝福に変えてくださいます。
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