聖書に学ぶ健康

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命の木と丹田―第3回 善悪を知る木=脳・知識偏重と人間の堕落

創世記のエデンの園には二つの木がありました。一つは「命の木」、もう一つは「善悪を知る木」です。聖書は明確にこう語ります。「また主なる神は、見て美しく、食べるに良いすべての木を土からはえさせ、更に園の中央に命の木と、善悪を知る木とをはえさせら...
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命の木と丹田―第2回 腸と免疫力の秘密

創世記において、エデンの園の中央には「命の木」が置かれていました。それは人間に永遠の命を与える象徴でした。東洋的な視点から見ると、この命の木は人間の身体の中心、すなわち丹田を象徴していると考えられます。そして現代科学は、丹田の位置にある「腸...
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命の木と丹田―第1回 エデンの園=人体という視点

旧約聖書の冒頭に記されている創世記は、人類の起源を語る物語であると同時に、深い象徴を秘めた霊的な書物です。その中でも、特に注目すべきなのは「エデンの園」の描写です。エデンは単なる古代の楽園伝説ではなく、人間の身体そのものを映し出した「霊的地...
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聖書に見る菜食の霊的意義:総まとめ-創造の秩序に立ち返る信仰的菜食とは?

本シリーズでは、旧約聖書を中心に、「菜食」が人間の健康や倫理の観点のみならず、神の創造の秩序と深く関わっているという視点から三つの記事を展開してきました。 創世記に示された理想の創造秩序、洪水後に許可された神の譲歩としての肉食、そしてダニエ...
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聖書に見る菜食の霊的意義:第3回 信仰を守る菜食という選択

バビロンに捕らえられたダニエルと3人の友は、王の食膳から出される肉と酒を断り、野菜と水だけの食事を求めました。 これは、信仰的清さを守るための選択であり、結果として彼らは他の若者より健康で、顔色もよく、さらに神から知識と理解の祝福を受けるこ...
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聖書に見る菜食の霊的意義:第2回 荒廃した地と神の譲歩

創世記9章で神が肉食を許された背景には、大洪水によって荒廃した地と、生存の困難さがあったと考えられます。植物の再生には時間がかかり、食物の確保が切実な問題となった時、神はノアに対して肉食を「青草をあなたがたに与えたように」許されました。 こ...
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聖書に見る菜食の霊的意義:第1回 神の御心にかなう食のかたちとは?

創世記の1章で、神は人間と動物に「種ある草と実」を食物として与えられました。そこには、命を奪うことのない、完全な調和の中で生きる世界が描かれています。 しかし、創世記3章で人間が堕落すると、その秩序は崩れ、やがて暴力と死が広がっていきます。...
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生命の4要素に刻まれた神のデザイン―水・光・塩・鉄から見る聖書と自然と人の生命

主なる神は土のちりで人を造り、命の息をその鼻に吹きいれられた。そこで人は生きた者となった。―創世記2章7節(口語訳)私たちの命は、ただ偶然に成り立っているわけではありません。聖書の天地創造の物語、自然界の秩序、そして人間の体の構造――それら...
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命を支えるもの―塩と鉄の神学:第4回 鉄の杖とキリストの権威

「彼は鉄のつえをもって、ちょうど土の器を砕くように、彼らを治めるであろう。」―黙示録2:27(口語訳)聖書にたびたび登場する「鉄の杖(iron rod)」。この表現は一見、厳しさや裁き、あるいは強権的な支配を連想させるかもしれません。しかし...
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命を支えるもの―塩と鉄の神学:第3回 鉄と血

「肉の命は血にあるからである。あなたがたの魂のために祭壇の上で、あがないをするため、わたしはこれをあなたがたに与えた。血は命であるゆえに、あがなうことができるからである。」―レビ記17章11節(口語訳)人の命は血にあり――これは古代から現代...