量子力学

聖書と量子力学―第7回 復活体は「量子的存在」なのか

1.復活体の不可解な性質をどう理解するか新約聖書の中で、イエスの復活は中心的な出来事として描かれています。復活したイエスは、弟子たちの前に突然現れたり、密閉された部屋に入って来たり、あるいは一瞬にして姿を消したりする場面が記述されています。...
量子力学

聖書と量子力学―第6回 神はサイコロを振るのか:アインシュタインと信仰の葛藤

1.アインシュタインはなぜ量子力学を受け入れられなかったのか20世紀の物理学を切り開いた人物として、アルバート・アインシュタインは象徴的な科学者です。相対性理論によって時間と空間の常識を覆し、宇宙の姿そのものを新しく描き出したアインシュタイ...
量子力学

聖書と量子力学―第5回 自由意志か決定論か:量子的確率と聖書の人間観

1.すべてが決まっている世界か、それとも選択できる世界か人間には自由意志があるのか、それとも私たちの行動や選択はあらかじめ決まっているのか。これは科学や哲学、宗教の領域を越えて、古くから人類が問い続けてきた問題です。古典物理学の世界観は、厳...
量子力学

聖書と量子力学―第4回 観測問題と「信仰による現実」

1.量子力学における「観測問題」とは何か量子力学が提起する最大の哲学的課題の一つが「観測問題」です。これは、粒子が観測される前には複数の状態が同時に存在しており、観測された瞬間にその状態がひとつに定まる、という現象をめぐる問題です。私たちが...
量子力学

聖書と量子力学―第3回 言葉が現実を創る:波動関数と神の言葉(ロゴス)

1.量子的な「可能性の重なり」とは何か量子力学が明らかにした最大の特徴の一つは、「現実は最初から一つの姿に決まっているわけではない」という点です。私たちが日常で見ている世界は、物が一つの形に定まり、その形が変わるときも連続的に移り変わってい...
量子力学

聖書と量子力学―第2回 創世記の「光あれ」と光の二重性

1.光とは何か―量子論が示す二つの顔私たちは、日常生活の中で光を当然のように受け入れています。朝になれば太陽が照り、夜には灯りが部屋を明るくします。しかし、この身近な光を深く探っていくと、意外なほど複雑で奥深い性質が表れてきます。量子力学が...
量子力学

聖書と量子力学―第1回「量子もつれ」と聖書の霊的現実

1.私たちが見ている世界は、本当に“すべて”なのか人は、目に見えるものを確かなものと感じ、見えないものを曖昧で不確かなものと考えがちです。重さがあり、手で触れられる物体は現実であり、心や霊のような目に見えない領域は、どこか抽象的で実体がない...
量子力学

聖書と量子力学―序 聖書の霊的直観と量子論の世界観に見る共通テーマ

1.見える世界と見えない世界の狭間で私たちは、目に見えるものだけを「現実」と呼ぶ習慣の中に生きています。日常の世界では、物がぶつかれば音がし、光を当てれば影ができるという、わかりやすい因果関係が支配しているように見えます。しかし、20世紀に...
進化論批判

聖書と進化論の限界Ⅰ―結「言語存在論的証明」が拓く新しい創造論の合理性

1. はじめに:科学で世界をすべて説明できるのか?近代以降、人類は科学を用いて世界を理解しようとしてきました。科学は自然の仕組みを明らかにし、人類社会に計り知れない恩恵を与えてきました。しかし、この成功が「科学こそ最終的な真理である」という...
進化論批判

聖書と進化論の限界Ⅰ―第8回 言語存在論的視点からの総括

1. はじめに:進化論が見落とした“最も重要な前提”これまで、生命の情報構造、突然変異と自然選択の限界、化石記録の矛盾、そして人間の特異性を検討してきました。その議論に共通している核心は、「意味をもつ体系は偶然には生じない」という一点です。...