神の言語存在論的証明

神の言語存在論的証明

ヨハネ福音書のロゴス概念と現代言語哲学―神の言と人間の言語の接点

1. ロゴスとは「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。この言は初めに神と共にあった。」(ヨハネ福音書1章1~2節)ヨハネによる福音書の冒頭は、聖書の中でも最も力強い言葉の一つです。ここで用いられている「言(ことば:ロゴス)...
神の言語存在論的証明

「言語存在論的証明」と哲学・言語学の接点―アウグスティヌス、ウィトゲンシュタイン、チョムスキー

人間の言語能力を出発点とする「言語存在論的証明」は、神の存在を考える新しいアプローチです。この視点をさらに深めるには、哲学史や言語学の巨匠たちの議論と照らし合わせてみることが有効です。ここでは、アウグスティヌス、ウィトゲンシュタイン、チョム...
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「言語存在論的証明」に対する批判と応答②宇宙人説とその反論

1. 「宇宙人」の定義本記事で扱う「宇宙人」という言葉は、しばしば曖昧に使われますが、まずは定義を明確にしておきましょう。ここでの「宇宙人」とは、人間と同じように肉体を持つ地球外知的生命体を指します。つまり、霊的存在や神話的存在ではなく、ど...
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「言語存在論的証明」に対する批判と応答①

前回の記事では、人間の言語能力を出発点とする「言語存在論的証明」という新しい神の存在証明の方法を提示しました。しかし、どのような証明も批判なしには成り立ちません。むしろ批判を受けることで論理は鍛えられ、より明確になります。ここでは、想定され...
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神の存在証明の新しい道―言語からのアプローチ

神の存在を証明しようとする試みは、古代から現代に至るまで、哲学者や神学者によって続けられてきました。存在論的証明、宇宙論的証明、目的論的証明といった古典的な論法は広く知られています。しかし、ここではあまり注目されてこなかった新しい角度――人...