聖書と心身の健康

聖書に学ぶ健康

聖書とホルモンの働き―第7回 かおりと記憶・フェロモン

かおりは男女の関係にも深く影響します。フェロモンは異性への魅力や信頼感を無意識に左右し、夫婦や親子の絆を強めます。人間の五感の中で、最も記憶と結びつきやすいのが「嗅覚」だと言われます。あるかおりを嗅いだ瞬間、幼い頃の出来事や懐かしい人の顔が...
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聖書とホルモンの働き―第6回 平安と安らぎ・メラトニン

前回は涙と感情に触れましたが、涙と同じく人間に不可欠なのが「眠り」です。眠りもまた男女の差に影響されます。女性はエストロゲンの変動によって眠りの質が変わりやすく、男性はテストステロンの低下が睡眠障害に関係します。神は性差を通しても眠りのリズ...
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聖書とホルモンの働き―第5回 涙と感情・エンドルフィンと詩篇

人は喜びを笑いで表し、悲しみを涙で表します。男女の性差を形づくるホルモンも、この感情表現に影響を与えています。一般に女性はエストロゲンの影響で涙を流しやすい傾向があり、男性はテストステロンの影響で涙を抑えがちだとされます。しかし、どちらの涙...
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聖書とホルモンの働き―第4回 恐れとストレス・アドレナリン・コルチゾール

愛と性を通して人を結び合わせるホルモンがある一方で、人間を分断し、体を蝕むホルモンも存在します。その代表が、恐れや不安に関わるアドレナリンとコルチゾールです。人間が生きる中で避けることのできない感情の一つが「恐れ」です。危険を察知して身を守...
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聖書とホルモンの働き―第3回 喜びと癒し・セロトニンとドーパミン

前回までは「愛と絆をもたらすホルモン」や「男女の性差を形づくるホルモン」について考えました。神が愛と性を通して人間を結び合わせ、命を継がせる仕組みを備えられたことを確認しました。今回はその流れを受けて、「心の喜び」が体を癒す力になるという視...
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聖書とホルモンの働き―第2回 血は命・レビ記とホルモンの流れ

前回は、愛と絆を支えるオキシトシンとバソプレシン、そして男女の性差を形づくるテストステロンとエストロゲンについて考えました。神は愛と性を通して人を結び合わせ、命をつなぐ仕組みを備えられました。では、その命を支える流れとは何でしょうか。聖書は...
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聖書とホルモンの働き―第1.5回 性差と繁栄・テストステロンとエストロゲン

神が人を造られたとき、男性と女性に異なる性を与えられました。聖書はその違いを対立ではなく、互いを補い合い、一体となるためのものとして描いています。現代科学は、この男女の違いの背後に「テストステロン」と「エストロゲン」という二つの主要な性ホル...
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聖書とホルモンの働き―第1回 愛と絆・オキシトシンとバソプレシン

人間が生きる上で、最も深い喜びと安らぎを与えてくれるものは「愛の絆」です。夫婦の愛、親子の絆、兄弟姉妹のつながり、そして友人同士の信頼関係。これらは単なる心理的な現象にとどまらず、私たちの体そのものに強い影響を与えています。現代医学は、その...
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聖書に学ぶ健康長寿―第6回 聖書に学ぶ健康長寿のライフスタイル

これまでのシリーズで、聖書に基づいた健康と長寿の秘訣を一つ一つ取り上げてきました。穏やかな心、腹八分目、時にかなった休み、思い煩わない心、そして体を神の宮として整える姿勢――これらはすべて、古代の知恵として語られたにとどまらず、現代の医学や...
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聖書に学ぶ健康長寿―第5回 体は神の宮・長寿を支える信仰の姿勢

これまで「穏やかな心」「腹八分目」「時にかなった休み」「思い煩わない心」と、健康と長寿に関わる聖書の知恵を見てきました。シリーズの締めくくりとして、今回は「体そのものが神の宮である」という聖書の視点を通して、信仰と健康の統合について考えてみ...