聖書と科学

第四の水の相

聖書と「第四の水の相」―第4回 森林と草原の温度調整

地球上の生態系は実に多様ですが、その根本にあるのは「水」と「光」の働きです。森林と草原という二つの代表的な環境を比べると、同じ地域でも、気温の変化や湿度の安定性に大きな違いがあることが分かります。森林は涼しく湿り気を帯び、昼夜の温度差が比較...
第四の水の相

聖書と「第四の水の相」―第3回「第四の水の相」が生み出す生命環境

私たちが住む地球には、さまざまな気候の地域があります。海に近い沿岸部と、内陸の乾燥した地域とでは、同じ緯度でも気温の変動に大きな違いが見られます。沿岸部は比較的温和で、四季の変化も緩やかです。これに対して内陸部は、昼夜や季節の気温差が極端で...
第四の水の相

聖書と「第四の水の相」―第2回 水が生命環境を整える証し

私たちが地球上で生きていく上で、欠かせないものの一つが「水」です。水は単なる液体にとどまらず、生命を支える情報とエネルギーの媒体であることが、現代科学の一部においても指摘され始めています。アメリカ・ワシントン大学のジェラルド・ポラック博士が...
第四の水の相

聖書と「第四の水の相」―第1回 水と光から始まる生命の神秘

聖書の創世記の冒頭には、天地創造の驚くべき描写が記されています。 はじめに神は天と地とを創造された。地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。神は「光あれ」と言われた。すると光があった。(創世記1章1〜...
聖書と科学

聖書に見る現代科学―第9回 感染症予防と衛生規定―申命記23章・レビ記13章

旧約聖書の律法には、宗教儀式や道徳的な教えだけでなく、生活に直結する具体的な衛生規定が数多く記されています。その中でも、感染症の予防と衛生管理に関する記述は、現代の公衆衛生学にも通じる先見性を持っています。 あなたはまた陣営の外に一つの所を...
聖書と科学

聖書に見る現代科学―第8回 山の奥にある泉(地下水)の存在―創世記7章11節

旧約聖書の創世記には、ノアの洪水という大規模な災害の物語が記されています。その中に、地球の内部構造や地下水の存在を示唆していると思われる、とても興味深い一節があります。 その日に大いなる淵の源は、ことごとく破れ、天の窓が開けて、 (創世記7...
聖書と科学

聖書に見る現代科学―第7回 空気の重さ―ヨブ記28章25節

空気には重さがある――これは現代人にとって、当たり前の科学的事実ですが、古代人が知ることはほぼ不可能でした。それを思わせる表現が、ヨブ記の28章25節に記されています。 彼が風に重さを与え、水をますで量られたとき、(ヨブ記28章25節)「重...
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聖書に見る現代科学―第6回 数えきれない星々―創世記とエレミヤ書

夜空を見上げれば、無数の星々が瞬いています。しかし、肉眼で見える星の数は、せいぜい数千個程度です。古代の人々にとって、「数えきれない星」という表現は、詩的な誇張に思えるかもしれません。ところが、聖書は、数千年前から星の数の膨大さを強調してい...
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聖書に見る現代科学―第5回 伝道の書とヨブ記が描く水の大循環

地球上の生命は、水なしには存在できません。そして、水は常に姿を変えながら地球をめぐっています。現代では、「水の大循環」として学校で学ぶのですが、聖書は数千年前からそれを詩的に描いていました。 川はみな、海に流れ入る、しかし海は満ちることがな...
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聖書に見る現代科学―第4回 命は血にある ―レビ記17章11節

古代の人々は、病気やけがの原因や仕組みをほとんど知らず、医療と呼べるものは、経験則や民間療法が中心でした。その中で、旧約聖書のレビ記17章11節には、現代医学の知見と一致する一文が記されています。肉の命は血にあるからである。(口語訳)この簡...