第2章 ルーシェルによる疾病
11 耳鼻咽喉科系の疾病
人体構造のどれ一つとして大切でないものはありません。しかし、不幸なことに、耳鼻咽喉科系にも様々な疾病があります。その病名を一つ一つ列挙しなくても、皆さんはそれをよく知っているでしょう。ここで言わんとすることは、肉眼で見ることのできる物理的な疾病ではなく霊的な疾病です。
物理的な疾病は簡単に治療できます。しかし、サタンの霊的な攻撃を受ける疾病を治療するのは、本当に難しいのです。例えば、首にサタンの攻撃を受ければ、首が締められたり、声がしゃがれたりします。サタンは耳に雑音が聞こえるようにし、精神を錯乱させたり、鼻をふさいで呼吸困難を起こしたりもします。このように、サタンは耳鼻咽喉科系の器官にも、少なくない苦痛を与えるのです。
ところで、不思議なことに、病院に行くと身体の部位ごとに病名がつけられていることが分かります。神様は、知情意の主体であると同時に、すべての宇宙の主体であられるので、人間の知的機能を通じて医学を発達させました。地上の様々な次元の医学は、神様が祝福されたものです。そのため、人間が罪の仮面をかぶり、霊的にも肉的にも激しい苦痛を受けたとしても、すぐには死にません。人間が地上で罪を清算し、霊的な疾病を完全に治療して整理してから天上に来られるように、神様が現代医学を発展させたのです。
それで今日、大部分の人たちは、病気になって痛みや苦痛を受けると、病院に行くことを考えます。これが現代人の一般的な考え方です。サタンが苦痛を与えると考える人は、ごく少数にすぎません。その点が神様の心を痛めています。ルーシェルは、人間に苦痛を与えることを自分の使命のように思って行動しています。どんな病気であっても、ルーシェルが攻撃するから人間に病気が生じるのです。
ルーシェルは、何かの理由や条件があるから人間の身体器官を攻撃するのではなく、ただもてあそんでいるのです。したがって、私たちは、私たちの信仰と精誠が解決策であることを知らなければなりません。
神様は、人間にすべての能力と特権を下さいましたが、人間は堕落によって愛と調和の回路が断絶してしまいました。この断絶の期間が長くなり、私たちのあらゆる五官の機能は、あたかも機械にさびがついたようになり、その機能はまともに発揮されずにいるのです。
地獄には、このような現象を現す様々な場面があります。口を持っていても話ができない言葉の不自由な人たち、耳があっても聞こえない耳の不自由な人たち、聴覚も嗅覚も本来の機能を失って生きている霊人たちが大勢います。本当にめちゃくちゃです。なぜこのようになったのでしょうか。いつこれが終わるのでしょうか。この凄惨な現場を火で焼いてしまい、新たな花が咲く園にしたいのです。しかし、私たちには、そのようにする何の能力も資格もありません。
このことをなされる方は、天上には神様、地上には真の父母様しかいらっしゃらないのです。皆さんは、地上で間違った人生を送れば、霊界で永遠の刑罰を受けることを肝に銘じてください。そして、神様が下さったすべての人体器官をサタンに奪われないように、よく保管し使用するように努力してください。あらゆる人体器官を本然の姿のまま、神様にお返ししなければならない責任が私たちにあるのです。私たちは、サタンの行為をよく区別して、正しい信仰者の道を行かなければなりません。私たちはみな、憤怒の心情を持って、ルーシェル一派を追放する運動に積極的に同参しなければなりません。(1999年3月14日)
李相軒先生が霊界から送ったメッセージ『人類の犯罪者ルーシェル』より抜粋