進化論批判

聖書と進化論の限界Ⅱ―第3回 DNAは「言葉」なのか

1.生命の核心は「物質」ではなく「情報」である生命とは何か。この問いに対して、20世紀以降の生物学は決定的な転換を経験しました。それは、「生命を特徴づけるのは物質ではなく情報である」という発見です。DNAが生命の遺伝情報を担い、その配列が生...
進化論批判

聖書と進化論の限界Ⅱ―第2回 進化論とニーチェ:“神の死”が生んだ虚無主義の構造

前回は、ダーウィンとマルクスが共有する「意味なき世界」という前提を検討しました。本回では、その思想的帰結がニーチェの虚無主義という形でいかに現れたかを追います。1. 進化論とニーチェはなぜ同じ地平に立つのかダーウィンの自然選択論とニーチェの...
進化論批判

聖書と進化論の限界Ⅱ―第1回 ダーウィンとマルクス:進化論と唯物史観の共通構造

1. なぜダーウィンとマルクスは“対”で扱われるのか近代思想を語る上で、しばしばダーウィンとマルクスは同じ地平に置かれます。一方は生命の起源を、もう一方は社会の仕組みを説明しようとした人物ですが、彼らの理論には深い共通点があります。具体的に...
量子論

創世記と量子論の統合宇宙論Ⅱ―補講② 想定される物理学の側からの反論に対する応答

はじめに本シリーズは、重力という未解決問題を、物理学・宇宙論・存在論・神学の接点から考察してきました。しかし、この試みは、専門的な理論物理の枠組みから見れば、当然ながら多くの疑問や反論を呼び起こします。本稿では、想定される反論に対する率直な...
量子論

創世記と量子論の統合宇宙論Ⅱ―補講① なぜ重力だけが統一できないのか

1.統一理論の到達点と未解決問題現代物理学において、「四つの力の統一」は長年にわたる中心課題であり続けています。電磁気力と弱い力については「電弱統一理論」として実験的に確立され、強い力との統一を目指す「大統一理論(GUT)」についても理論的...
量子論

創世記と量子論の統合宇宙論Ⅱ―第9回(総括)三層宇宙論による統合的創造論

序―これまでの考察と最終的な問い本シリーズは、「なぜ重力だけが特別なのか」という、一見すると物理学的な問いから始まりました。しかし、考察を重ねる中で、その問いは次第に広がり、宇宙の構造、生命の誕生、言語に刻まれた直観、そして神学的創造論へと...
量子論

創世記と量子論の統合宇宙論Ⅱ―第8回 神の創造を支える愛と重力の共通構造

これまで本シリーズでは、重力の特異性を出発点として、力の分離、秩序の誕生、三層宇宙論、言語的直観、生命の始まりへと議論を進めてきました。本回では、それらを神学的次元で統合し、「神は愛なり」という聖書の言葉が、創造原理そのものを指し示している...
量子論

創世記と量子論の統合宇宙論Ⅱ―第7回 無重力では生命は始まらない

1.生命はどこから始まるのかという問いこれまでの回では、重力を「存在の引力」として捉え直し、さらにそれが意味や思いの世界と構造的に対応していることを見てきました。本回では、その議論を生命論の領域へと進めます。問いは単純です。生命は、どのよう...
量子論

創世記と量子論の統合宇宙論Ⅱ―第6回 「重い(オモイ)」と「思い(オモイ)」はなぜ同じ音なのか

1.「重い」と「思い」私たちは日常の中で、「重い」と「思い」という二つの言葉を、まったく別の意味として使い分けています。しかし、日本語において,、この二つの言葉の発音が同じという事実は、単なる偶然として片づけてよいのでしょうか。言語は長い時...
量子論

創世記と量子論の統合宇宙論Ⅱ―第5回 なぜ重力だけが世界を貫く力なのか

1.スケールと次元という視点の重要性これまでの考察を通して、重力が他の三つの力とは異なる階層に属している可能性が明らかになってきました。第4回では、重力を「量子層の力」として捉え直すことにより、その弱さや特異性が、欠陥ではなく役割の違いから...